ここ最近の犬の平均寿命は大体14歳くらいと言われていて、長生きなわんちゃんが増えています。小型犬は9歳頃〜、大型犬は7歳頃からシニア期に突入するといわれています。長い間飼い主と過ごしてきた愛犬は、飼い主との絆も強く、仔犬の頃とは違ったなんともいえない可愛さがありますよね。
今回は、シニア犬との上手な付き合い方を紹介します。
散歩は犬のペースに合わせて
年を重ねると段々筋肉も落ちてきて、骨がもろくなってきます。歩く速度もゆっくりになるため、散歩も犬のペースに合わせてあげましょう。また、負担の少ないコースに変更したり、首輪を首に負担のかからないハーネスに変更することもおすすめです。
食事のコントロールを
運動量が減ってくるため、必要な摂取カロリーも少なくなります。しかし、免疫力や筋肉の維持など重要な役割を担っているタンパク質は必要です。その為、『高タンパク質、低カロリー』なフードをおすすめします。また、噛む力が落ちてくるため、ウェットフードのシニア向けの総合栄養食にするのもいいです。
沢山褒めて、沢山スキンシップを
嗅覚の衰えで、飼い主の存在がわかりづらくなり、犬は孤独に感じます。そのため、毎日しっかりスキンシップをとって、名前を呼んであげましょう。こういったスキンシップが犬の精神状態を安定させます。
日光浴ができる場所を
犬によっては認知症になり、昼夜逆転になってしまうことがあります。夜中に活動的になり、鳴き声が酷いと近隣に迷惑かけることも。なるべく日中は日光を沢山浴びさせ、夜は部屋を暗くして犬が落ち着ける場所で寝かせてあげましょう。それでも難しい時は動物病院を受診し、サプリメントや睡眠薬で症状を緩和させることも必要です。
まとめ
いかがでしたか?老化による変化は、治すのではなく、状態を維持していくと考えた方がいいです。また、飼い主の方も一人で抱えこまずに人に頼るなど、上手く手抜きをすることも必要です。愛犬の様子をよく観察して、上手にサポートしていけるといいですね。