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「しつけ」で災害時に備えよう

2020-03-24

災害時にペットと一緒に避難した時、一番不安なのが避難所生活でしょう。

避難してきている他の人に噛みついたりしないか…

吠えて迷惑をかけないか…

慣れない場所の生活でペットが怯えないか…

避難所生活を送るにあたってたくさんの不安が頭をよぎりますが、できるだけ不安を取り除けるように準備が必要です。

日頃の「しつけ」で災害時に困らないように備えましょう!

日頃からやっておきたいこと

基本的なしつけを覚えさせよう

まずは、「まて」「おいで」「おすわり」「伏せ」等の基本的なしつけを覚えさせましょう。

避難所では、家族だけでなくたくさんの人が集まり集団生活を送ります。

自由に遊んだり、好きな時にご飯を食べたりすることはできません。 おとなしくしていなければならない時、一緒についてきてほしい時など、臨機応変に行動できるように「しつけ」をしましょう。

ワクチン接種・寄生虫駆除をやっておこう

ワクチン接種や寄生虫駆除を定期的にしておくことも大切です。

犬の場合は、狂犬病予防接種、犬フィラリアやノミ・ダニなどの寄生虫予防・駆除、その他各種ワクチン接種を行うことが好ましいです。

猫の場合は、各種ワクチン接種、寄生虫駆除に加え、不妊去勢措置も行っておくことをおすすめします。

避難生活が長引く場合、ペットの状況を考えてペット用シェルターに預けるという手段もあります。

この時に、ワクチン接種や寄生虫駆除が済んでいることが利用条件としているシェルターが多いため、日頃からキチンとワクチン接種や寄生虫駆除を行っておくとスムーズに預けることができます。

ケージに慣れされよう

避難所生活では、ペットを自由に外に出しておくことはなかなかできません。

避難所に移動する時や避難所で寝る時など、ケージに入れて行動することがたくさんあります。

この時にペットがケージに入ることに慣れていないと、一緒に行動することが難しくなります。

また、ケージのような狭い空間に不安を感じ、吠える・暴れるなどペットがいつもとは違う行動を取ることもあります。

ケージの慣れさせ方

  1. ペットをおやつなどでケージの中に誘導する
  2. ケージの中に入ったらおやつなどを食べさせて褒めてあげる
  3. おやつなどで外に誘導して出した後、また中に誘導する
  4. 扉を開けたままケージの中でご飯を食べさせる
  5. 1~4を繰り返して慣れてきたら、ご飯を食べている間に扉を閉める
  6. ご飯を食べ終わる前に扉を開けて外に出す

この動作を日常的に行うことでペットがケージに慣れ、いざという時にケージに入っても怖がったり怯えたりしません。

ぜひチャレンジしてみてください♪

まとめ

災害はいつ起こるかわからないので、日常的にしつけを行い、いざという時に備えることが大切です。 ペットと一緒の避難所生活を安心して過ごすために、基本的なしつけやワクチン接種など、飼い主が日頃から気をつけて行うようにしましょう。

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