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犬猫に食べさせてはいけないもの

2020-01-28

犬猫には食べさせてはいけないものがあります。今回は、その中でも代表的なものとその食べ物を食べた時に出る症状を紹介していきます。

◎ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニラなど)

症状:下痢、嘔吐、貧血
ネギ類を食べると「アリルプロピールジサルファイド」という物質が赤血球を破壊します。元気がなくなり、フラフラしたり、立てなくなったりしたら玉ねぎ中毒の可能性があります。症状が酷いと死に至ることもあるため、早急に病院へ連れていきましょう。また、ネギ類は加熱しても同じ症状が出るので注意して下さい。

◎チョコレート(カカオ類)

症状:震え、嘔吐、下痢、痙攣
テオブロミンという成分が毒素となって中枢神経を刺激します。ミルクチョコレートはカカオの量が少ないことが多いので、症状も出ることが少ないです。しかし、カカオ含有量の高いビターチョコレートはとても危険な為、気をつけましょう。

◎ブドウ、レーズン

症状:嘔吐、下痢、震え、腎不全
ブドウ中毒の原因は様々なことが考えられていますが、未だ特定はされていません。摂取後数時間以内に嘔吐などの症状がでます。1番怖いのが、腎臓が急激に障害を受け、最悪死に至るケースです。

◎キシリトール

症状:低血糖、嘔吐、歩行困難、肝不全
少量のキシリトールでも、低血糖を起こす恐れがあります。キシリトールは、人にとって虫歯対策にいいともいいますが、犬と人間では感受性や代謝機能が全く異なるので、絶対に与えないようにしましょう。

◎スルメ

症状:胃腸障害、元気消失、下痢、嘔吐、塩分の過剰摂取
「猫がスルメを食べると腰が抜ける」という言葉を聞いたことがないでしょうか。これは、生のイカを大量に食べるとビタミンB1欠乏症になり、ふらつきや麻痺を起こすことがあるため腰を抜かすことをいいます。しかし、加熱してあれば欠乏症になる恐れはありません。なので、スルメを食べて腰を抜かすことはありませんが、スルメは胃の中で水分を吸って何倍にも膨張します。膨れたスルメは腸を通ることができず、また吐くことも難しくなることがあり、危険です。

◎鳥や魚の大きな骨

症状:胃腸障害、嘔吐
鶏の骨は割れると鋭く尖った状態になるため、お腹の中を傷つける恐れがあります。

人間にとってはいいものであっても、犬猫にとっては命に関わるものもあるので、犬猫用の食べ物以外を与える際は注意しましょう。

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