犬の健康管理のために大事なのが、毎日の食事です。
初めて犬を飼う人は、どんなエサをどのようにして与えればいいのかわからなかったりしますよね。
今回は、犬に与える食事のポイントについて紹介します。
正しい食事の量と回数
犬に与える食事の量と回数は、成長によって変化していきます。
月齢に合わせて見ていきましょう。
誕生 → 母乳または犬用ミルクを与える
1か月ごろ → 離乳食または仔犬用ドライフードをぬるま湯か犬用ミルクでふやかしたものを1日4回与える
2か月ごろ → 離乳食または仔犬用フードを1日3~4回与える
4か月ごろ → 仔犬用フードを1日3回与える(成長期なので栄養価の高いフードを選ぶ)
6か月ごろ → 仔犬用フードを1日2~3回与える
8か月ごろ → 成犬用フードを1日2~3回与える(急に仔犬用から成犬用に切り替えず、1週間程度かけて徐々に切り替える)
1歳ごろ → 成犬用フードを1日2回与える
7歳頃 → 老犬用フードを1日2~3回与える
このように、成長に合わせて食事の回数を変えていくようにしましょう。
いずれの場合も、基本的にはドッグフードのパッケージに記載されている量を与えればOKです。
しかし、体形や年齢、運動量などで与える量は変わってくるため、便の調子(硬い・柔らかい)や食欲(がっつく・残す)をチェックして与える量を調整するようにしましょう。
手作りの食事ってホントにいいの?
犬を飼っている人の中には、市販のドッグフードではなく手作りのフードを与えている人もいます。
手作りのフードは、肉や魚などのタンパク質を中心に、白米や野菜・果物、昆布など様々な食材を混ぜて作ります。
食材の比率は、動物性タンパク質:野菜:炭水化物=3~5:3~5:1~3にするのが望ましいです。
不必要な添加物をとることなく、効率よくエネルギーを吸収することができるので、手作りフードは犬にとってとても良いものだと言えます。
しかし、玉ねぎやチョコレート、生ものなどは消化不良や中毒の原因となるので、絶対に与えないようにしましょう。
また、手作りフードは毎回作る必要があるため、手間がかかります。
忙しくてなかなか作ることが難しい場合は、週末だけ手作りにしてみる、夜だけ手作りにしてみるなど、自分の負担にならない程度で挑戦してみるのが良いでしょう。
犬に与える食事のポイントの「まとめ」
犬も人間と同じで、食べすぎ・食べなさすぎは体に良くありません。
正しい量と回数を守って、犬の健康を維持してあげるのも飼い主の大事な仕事です。
また、手作りのフードは良いものではありますが、現在はドッグフードもより良いものに変化してきています。
ドッグフードもうまく活用し、自分にとっても無理のないように食事を与えられるようにしたいですね。